先日、高級茯茶(フーチャ)のトライアルサイズの5個セットをいただきました。
飲んでみたら、品の良い濃厚な香りで、えぐみが少なく、すっきりと飲みやすいお茶でした。
焼肉や餃子などのときには特にさっぱりとして気に入りました。
中国茶は運びやすいようにと、よく、このように固めてあるんですよね。お金の換わりに使われたこともあったとか。
紙を破ると、けっこうほろほろとほどけるていどの固さですけどね。
ヤカンなどで麦茶のように5分ほど煮出す方法だと、1つで1.5~2リットルほどのお茶を作れます。
これをこのまま中国茶の急須に入れて、上からお湯を注ぎ、5分ほど待ちました。
わたしの好みではもう少し短めでもいいかなと思いました。
わたしは健康食品やサプリメントなどでのダイエットや健康法には興味がないのですが、茯茶(フーチャ)はふつうに中国で飲まれている黒茶なので、料理に添えて、飲んでみました。
黒茶とは
黒茶とは蒸煮した茶葉を麹菌などの微生物により熟成発酵させた後発酵茶で、プーアール茶が有名ですね。油を分解してくれて、油っこい料理のときに、すっきりさせてくれます。
プーアールは日本では一時ダイエット効果があるとブームになり、その際に、かなり安物のカビくさいものが流通して、黒茶のイメージをすっかり落としてしまいましたが、本来のちゃんとしたプーアールは独特の良い香りがあり、おいしいものです。
伏茶とは
伏茶は「金花」という黄色い菌で発酵させたお茶です。モンゴルなどの遊牧民が好んで飲んできたお茶で、肉料理の消化を助けると言われています。
中国人のお茶の飲み方
ちなみに、いま香港住まいの友人が言っていましたが「日本人がダイエットのために中国茶を飲んでも効果がないとか言っているけど、中国人のお茶を飲む量って半端ないぞ。たまに飲むくらいで効果がないって当たり前だよ」と言っていました。
そう、中国茶って、同じ茶葉で6-7回繰り返し淹れて楽しむことができ、中国では一日中ポットにお湯を足しては飲んでますものね。

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