和田さんのお誘いで、銀座「趙楊」の常連の方が主催する会に参加させていただき、本格的な四川料理を味合わせていただきました。
「趙楊」のオーナー料理長である趙楊さんは、中国の伝統の味を伝えるために国家が育てた料理人のひとりであり、四川の金牛賓館国賓宴会料理長を勤めた方。
本来なら中国から出ることのない立場ですが、日本人の奥様と結婚したことから、来日、日本で、中国でも食べられない、中国の頂点の料理の味を披露しています。
■前菜に感嘆
四川料理ですから、麻婆豆腐や、この店で名高い汁なし担々麺の感想から書くべきところでしょうが、わたしにとっては前菜が絶品でした。
うぐい(と聞こえたのですが、合っているかしら?)をトーチーで仕上げた料理(↑右の写真)は、かむほどに味が口中に広がり、しあわせーと感じる味でした。
中央に盛られている、豆腐で作られた麺の食感は独特でおいしく、ついつい、3回もお代わりしてしまいました。
そのほか、クラゲ、バンバンジーソースをかけた鶏などもおいしかったのですが、この前菜、見た目は決して高価そうでも、豪華そうでもないのですが、実はどれも手の込んだ、選りすぐりの素材で作られた料理。
この店に行ったからといって、いつでも食べられる前菜ではないと感じました。