■節電なんて言葉がなかった頃の懐かしい味。昭和の夏の風物詩。
昭和三十年代の夏はエアコンもなかったし、暑い夏は打ち水や行水、冷たいかき氷やアイスクリームが、暑さをしのぐ数少ない方法でした。
近年は『ガリガリ君』が大ヒットしていますが、昭和の代表格は『ホームランアイス』や『赤城すぐれ』、それに『メロンシャーベット』でした。
今年もやっと手に入れて食べたこの『井村屋 メロンボールシャーベット』は、そんな昭和の懐かしい味ですが、どうやら発売は昭和51年のようで、もしかすると自分が子供の頃食べていたのは、昭和30年創業で山梨県の『シャトレーゼ(旧 大和アイス)』の『メロン玉シャーベット』だったのかもしれません。(見た目はそっくりで、味もほぼ同じ)
でも、いずれにせよ昨今のハイセンスなスイーツなどと比べ、この駄菓子的な無果汁の味は、どこか懐かしくホッとするし、猛暑も吹き飛びます。