讃岐うどんは庶民の味方、香川に行ったとき、地元で食べる讃岐うどんの価格の安さに驚きました。
ところが「うどん県」宣言した香川県が、「うどん県。それだけじゃない香川県プロジェクト」の一環として行った「香川県2012年秋の大試食会」で、なんと、なんと
1万円の讃岐うどん
メニューその名も「讃岐うどん10000」が登場しました。
このメニューの生みの親は丸の内ホテル総料理長の山口仁八郎シェフ。
最初、1万円の讃岐うどんと聞いたときはフォアグラやテリーヌでも使うのかと思いました。ところが素材はすべて香川県の特産品でした。山口シェフの説明によれば、ポイントは香川の超贅沢でおいしい「オリーブ牛」を贅沢に出汁に使ったこと。
たぶん上の写真のうどんを見たとき、つゆの色の濃さが目に留まったのではないでしょうか?
わたしがこの写真をフェイスブックで流したとき、香川県に友人から
「出汁の色が関東風みたいですね」
と指摘されました。
でも実はこの色は醤油の色ではなく、オリーブ牛のビーフコンソメの色。
贅沢に3日間かけてオリーブ牛からスープを取り、さらに最高級の伊吹いりこに「出汁を通した」そうです。コンソメにいりこを入れると、いりこの味が勝ちすぎるので、いりこに出汁を通しただけという贅沢さ。
添えられている具は、オリーブ牛と、オリーブはまちを軽くあぶったもの。
薬味は青ねぎ、わさび、香川県産ゆずで作った特製ゆずこしょう、そしてオリーブオイル。
実際、食べてみたところ、ビーフコンソメと讃岐うどんは意外とそれなり合いました。でも1万円出して食べたいかというと…わたしは要りません。高松で食べた、いりこのおいしい出汁のうどんのほうに軍配が上がります。
添えられていた具はめっちゃ、おいしかったですけどね。
でも一番おいしかったのは讃岐うどん。さすが「うどん県」の讃岐うどんだけあって、自慢の小麦の香りも高く、何もつけずに食べてもおいしいと思えるうどんでした。
讃岐うどんのお取り寄せは
■【香川県の通販会社セシール】讃岐うどん
本日料理を出してくださったレストラン
東京ジョンブル
↓香川県知事 いえ、うどん県知事。
テーブルを回ってご挨拶いただき、恐縮でした。