横浜髙島屋の地下の食料品フロアが、国内最大級のデパ地下になります。
まずは2021年3月8日にプレオープン。
その目玉が、約40ブランド、500種類以上のパンが揃うベーカリースクエア。
人気パン専門店が集結、「この店のあのパン欲しい。あの店のそのパン欲しい」で毎日パンづくしの日々になりそう。
ジュウニブンベーカリー
「ジュウニブンベーカリー」は代々木八幡に本店があり、日本橋高島屋にも出店している人気ベーカリー「365日」を経営する「ウルトラキッチン株式会社」による別ブランド。「365日」同様、単なるパン屋ではなく、ライフスタイル提案があるベーカリーです。
「再発見」をコンセプトに、日本独自のパン文化を新たな形で提供してくれています
横浜タカシマヤへの出店に当たっては、神奈川県初出店ということもあり、「ジュウニブンベーカリーYOKOHAMA」という店舗名で、横浜をテーマに、他店にはない独自商品を出します。
横浜限定のひとつが、地元の湘南小麦を用いた横浜限定食パン「湘南ゆめ」。
ここの食パン全般に言えることですが、口に入れたときにふわあっと小麦の香りが口の中に拡がります。高級食パンブームで、ずいぶんあれこれ有名食パンを食べましたが、こんなにベーシックに、小麦のおいしさを味わえる食パンは他になかなかありません。
バターあふれる人気の看板商品「風船パン」も並ぶ予定。
「365日」にも「クロッカンショコラ」という、サクサクしたシリアル入りチョコがコロコロ入った名物パンがありますが、こちらのジュウニブンパンには、アールグレイを練り込んだパンに板チョコを挟んだ「ショコラオレ」があり、人気です。
ケーキみたいな独特の形のクロワッサンをはじめ、カヌレなど、スイーツも充実。
SHIGERU KITCHEN
「SHIGERU KITCHEN(シゲルキッチン)」は、老舗焼鳥店の「柳ばし 鳥茂」の人気メニューである「つくね」を浅草の老舗パン店「ペリカン」の食パンで挟んだサンドイッチからスタートした店。いまでは「テリヤキチキン」「カレーテイストのチキンサラダ」など、鶏を使ったサンドイッチをいろいろ揃えています。
サンドイッチのパンは浅草の老舗ベーカリー(並んでもなかなか買えない!)「ペリカン」のパンを使っていますが、横浜タカシマヤ限定で、横浜の「かもめパン」のバンズを使ったバーガーも登場します。
元祖の鳥つくねのサンドイッチを食べましたが、もはや、これは鶏ハンバーグ。
ジューシィーでふわっとした鶏ミンチの塊と、たっぷり野菜のコラボが、ヘルシーで幸せなランチ。
FARO
イタリア語で「灯台」を意味する「FARO(ファーロ)」を名乗るこの店は、代々木のお洒落なカフェ。
看板商品は、断面が美しい、大きなベジタブルたっぷりの厚切りサンドウィッチです。
一番人気の銚子産サバとレモンのサンド「SABA OLIVE」を食べました。生臭さなく、サバのうまみと多種類の野菜の味のコンビネーションがマッチしていました。レタス、トマト、キュウリ……といったサンドイッチにありがちな野菜だけでなく、パプリカなどさまざまな野菜が味の変化をもたらせてくれるので、大きなサイズでも飽きがきません。
ブラフベーカリー
「ブラフベーカリー」は、青いドアが印象的な山手の本店をはじめ、横浜で数店舗を展開する人気ベーカリー。さまざまな国からの移民が作り出すニューヨーク文化を体現したニューヨークスタイルで、おしゃれな浜っ子の人気を集めています。
こちらは人気の「ミルクスティック」。
以前、NHKの「パン旅」で「ブラフベーカリー」を訪ねた木南晴夏さんたちが食べて、フランスパンの食べ応えがありつつ、歯切れよく軽やかで、最後がパンで終わらず、ちゃんと風味豊かなミルクを最後まで味わえることに感激していました。
試食して、そのときの感想に納得しました。
これも「パン旅」で食べていた、こちらの人気商品「シナモンロール」。
上に乗ったチーズクロームがともかくたっぷり。これまた最後まで飽きないように味の変化が工夫されています。
カボチャのメロンパンは、にっこり笑顔が魅力で、こどもたちにも人気です。
ボンヴィボン
「ボンヴィボン(Bon Vivant)」は、厳選した素材と自家製の自然酵母を使用し、生地のおいしさにとことんこだわったパン作りをしている店。
バゲットなどハード系のパンも多いですが、老舗パン屋の息子さんがオーナーだけに、メロンパンやカツサンドなど、日本らしいパンもあります。
「生クリームあんぱん」は、「はなまるマーケット」のおめざランキングで年間1位になった看板商品。
冷やしたい生クリームと冷やしたくないパンを組み合わせることに成功しています。
常温なのにとろけてしまわず、あんこに負けないクリームでした。
メゾン・イチ
「メゾン・イチ」は代官山に本店がある、パン・スイーツ・フレンチデリが楽しめる店。こちらも神奈川県初出店。
横浜タカシマヤ限定の彩り豆食パン、いろいろな色の豆が入っていて、おいしそーっ。
サンジェルマン
2020年に50周年を迎えたという「サンジェルマン」はわたしにとって、初めてのインストアベーカリー。
実家があった日吉の駅前に、かなり昔どーんと店を構え、しばらく後、2階にカフェができて、慶応の学生がランチしていました。
以前から横浜タカシマヤのデパ地下にありましたが、約130種類と規模を拡大して、売り場併設のパン厨房から焼きたてパンが提供されるそうです。
横浜タカシマヤ限定のパンもいろいろあるようなので、期待しちゃいます。
KANAGAWA BAKERs DOCK
「KANAGAWA BAKERs DOCK」では、約30の神奈川県下のブランドのパンが日替わりで登場します。
いくつかのブランドを紹介しましょう。
かもめパン
「かもめパン」は横浜で百年近い歴史を持つ老舗パン屋さん。給食でかもめパンを食べた浜っ子も多いはず。
ベッカライ徳多朗
「ベッカライ徳多朗」は「近所のお客様が毎日買いに来てくれるパン屋」をめざしたと聞きますが、カルピスバターを使ったミルクフランス「ミルククリーム」など、ちょっと突出したパンも作っている店です。
青葉区元石川町という、電車の駅から遠い、住宅街にあります。
横濱港町ベーカリー 玉手麦
2016年創業と新しい店ですが、わたしは縁を感じてしまうパン屋。
店があるのは、わたしが子どもの頃フィギアスケートを習いに通った反町公園すぐそば。
店名は近くの地「浦島」の玉手箱から着ているらしいのですが、わたしは公立に行っていたら、浦島小学校に行くはずだったんですよ。
わたしが小学生のときにあったら、きっと通っていたなあ。
ここは総菜パンやアンパンなど、こどもが喜びそうなパンがいっぱいあるお店。
パーネ ディ トゥッティ
「パーネ ディ トゥッティ」は天然酵母と国産小麦で作られた、身体に優しいパンの店。
保土ヶ谷区の天王町に店があり、具の野菜も地元の保土ヶ谷の農園から仕入れています。
ラ ピニヨン (La.Pignon)
「ラ ピニヨン (La.Pignon)」があるのは弥生台の国際親善病院の斜め前。
義父母が入院していたので、店の前もさんざん通っているはずですが、義父母はあれこれ食べられる状態ではなかったので、パン屋さんには気づきませんでした。
でも、もっと元気な病人にとっては、総菜パンから甘いパンまでいろいろ揃う「ラ ピニヨン (La.Pignon)」はきっとうれしい存在でしょうね。
種類豊富なパン屋さんです。
パンドコロ(pain de coro)
「パンドコロ(pain de coro)」は上永谷のパン屋さん。
ご主人は東京の葛飾区にある有名なパン屋さん「ブーランジュリー オーヴェルニュ」で修業していて、どのパンもおいしいと評判です。
まだこのほかにもいろいろなパン屋さんのパンが登場します。
早く、緊急事態宣言が明けて、おいしいパンが買いに行けるようになりますように!